それではパリ出張2日目のレポートを書いていこうと思う。
2日目は華やかなフェアー会場とはうってかわり、朝からあるヴィンテージマーケットを訪れていた。
それがここ地下鉄 Porte de Vanves 駅を出てすぐ一帯に広がるマーケット、通称『 VANVES ( ヴァンヴ ) 』。
まだ日が昇って間もない時間から写真に写っているような、もの凄い人だかりで溢れている。
かなりの広さと無数の出品量を誇っているため、それだけに掘り出し物探し感覚で長時間物色している人も多い。
そしてファッションウィークということもあってか、知ってる顔の日本人バイヤーさんもチラホラと…
東京の有名なヴィンテージショップのオーナーも、スーツケース両手持ちでまわっていたりもする。
それではいったいどんな物が出品がされているのか? ごく一部ではあるが撮影した物をお披露目しよう。
いかがだろうか。
最大のポイントはここに載せたほとんどの品が、1点 €50~€70 あたりで売り出されているところだ。
つまり単純計算でこのあたりのヴィンテージハイブランド雑貨が、¥6,000~¥9,000 ほどで手に入るということになる。
そりゃあ大手のUSEDチェーン店さんも買い付けに来るわな。
出品者側もこのファッションウィークに合わせ、ここ一番の品揃えで勝負してくるため、売る側も買う側もその目は真剣そのもの。
アンティークの品も多いのでパリに行かれる方は是非一度立ち寄られてみては如何だろう。
人生でここまで連日フライドポテトを食べ続けた週があっただろうか。好きだからいいんだけどね。
午後は、普段パリやミラノから色んな商品やサンプルを手配しては送ってくれているフリーランサーと打ち合わせ。
夕方はせっかくパリまで来ているので、久しぶりにオペラとその周辺を探索してみることにした。
それではどうぞご覧あれ。
さてさて、日本にいる時よりもあきらかに超高速スピードで時が流れているパリ出張記は、早くも折り返し地点に突入。
明日はいよいよ、買う側も売る側も本気を出す『勝負の3日目』。
なぜ3日目がメインになるかと言うと、以前も少し記述した通りフェアー4日間のうち、初日や2日目にたくさんオーダーするバイヤーさんはどちらかというと少数派だと思う。( あくまで4日間とも滞在している場合の話ではあるが )
やはり最初の2日間もしくは3日間で下見を終え、だいたいの来季のイメージが湧いた時点で各ブランドとも数入れ ( オーダー ) するというのが、最もベターなスタンスだろう。
出展者サイドもそれは重々承知の上なので、初日はだいたいどこのブースもエンジン抑え目のアクセル弱めだ。
だが3日目は違う。エンジン全開のアクセルベタ踏みで注文を集めなければならない。
これを読んで、4日目は?と思われる方もいるかと思うが、4日目はサッカーで言えばロスタイムのようなものだ。
国によっては朝から早々に片付けをはじめているブースも珍しくはない。
なによりバイヤーサイドも消耗しきっていて、もう集中力がそこまで無いのと、クローズの時間が迫っているプレッシャーに負けてうっかり不要な物をオーダーしてしまい、帰りの飛行機で後悔するというのはよくある話。
なので基本的にはオーダーは3日目にまとめてしてしまうのがオススメである。
よしんば何か心残りがあったとしても、4日目にある程度調整することも視野に入れられるからだ。
それでは次回のレポートをお楽しみに。
あの CHRISTIAN LOUBOUTIN ( クリスチャンルブタン ) の路面店があることでも有名な、富裕層ご用達の商店街『 Rue de Grenelle ( グルネル通り ) 』。
まあ通るだけならタダなので…..。
OPERA
( オペラ )
https://www.operadeparis.fr/
GALERIES LAFAYETTE
( ギャラリーラファイエット )
https://www.galerieslafayette.com/
PRITEMPS
( プランタン )
https://www.printemps.com/