パリのファッションウィーク出張記もいよいよこれが最後のレポート。
自分で作ってみると意外と大変なのね。
HTML とか CSS とか正直よくわからん…
FOB とか EXW みたいなインポート専門用語なら完璧なんだけど。
さてさて、4日目の最終日は前回のレポートにも書いた通り、パリのショールームをまわりたいと思う。
ファッション系のショールームは主に、パリ市内の3区と4区を中心に密集している。
ただ基本的に目立つ建物ではなかったり、表に分かりやすい看板が出ていたりするわけではないので、初見で情報無しにまわるのはほぼ不可能と思っていい。
それでは一部ではあるが紹介していこう。
ショールームにも大きく分けて2通りのパターンがある。
1つはある程度力のあるブランドが単体で、ショールームや自社のプレスルームを利用し、展示会を行っているパターン。
もう1つはパリのエージェントやショールームの会社が、いくつか複数のブランドを用いて展示会を行っているパターンだ。
前者の場合は、入っても既に日本のどこかの会社が契約しており、見るのは自由だがオーダーはできないというケースもあるので期待外れに終わることも多いが、それでも実は 「 エクスクルーシブ ( 独占契約 ) ではないのでオーダーできますよ 」 というラッキーなパターンもあるので、ダメ元で入ってみる価値はある。そういったケースは、意外と稀によくあるので 「 このブランドは〇〇社が契約してるから直接の取引はできないだろうな.. 」 といったような固定概念は、基本的に捨ててしまった方がよい。
洋服屋さんの場合、メインとなるのが後者のショールーム。
様々なコレクションが見られることはもちろんのこと、中には一部の品番のみ、ドメスティックブランドやハイブランドのアイテムを卸しているケースがあるため「おっ!?」となることも多い。
若い頃憧れていた、あのブランドの商品を自分のお店で販売できる日が来るかも…?
ちょっと休憩後ふたたび探索再開。
すると偶然あのハイストリートブランドを発見。ご存じ SUPREME ( シュプリーム ) さん。
まあ特に詳しい説明は不要であろう。
もうホントに凄い人数の行列よ…..
出てくる時全員、例外無くデカい袋かスーツケースを、これでもかってぐらいパンパンに膨らまして出てくるからね。
それだけ今でも売れるということなのだろう。
中での写真は、全盛期のエメリヤエンコヒョードルみたいなガードマンに阻止されて撮れなかった。
さて、この辺のエリアに来たら、必ず寄らねばならない場所が1件ある。
それがここ MERCI ( メルシー ) だ。
たとえば日本で一番のセレクトショップはどこか?と尋ねられても即答できる人は少ないだろう。
( ウチだ!と答えそうなバイヤーさんは何人か思い当たるが… )
一番と問われても大雑把過ぎてイメージが湧かないし、何を基準に一番とするのかも分からない。
ただパリの場合話は別だ。
聞かれたらとりあえず MERCI ( メルシー ) とだけ答えておけばいい。
ここの説明をしはじめるとキリが無いが、自分が滞在していた30~40分程度の間だけでも、たくさんの日本人バイヤーさんとすれ違ったり見掛けたりした。
それだけリサーチ対象としても評価されている場所であり、得られるモノがある所ということなのだろう。
MERCI ( メルシー ) はパリの、マレ地区という有名な商業エリアの象徴でもあるので、旅行で行かれた方は観光名所として是非訪れてみよう。
長かったようで短かったようなパリ出張も、この日の夕暮れと共にいよいよ閉幕。
パリのファッションウィークは、仕事で行く度に「なんでもっと早く来なかったんだろう…」と後悔する。
はじめて行ったのが5年前の29歳?
それまではヨーロッパの出張と言えばイタリアで、フランスには訪れる機会が無かった。
行きたい行きたいと常々思ってはいたが、行動に移したのがあまりにも遅過ぎた…
でもどんなに遅くとも行かないよりは行った方が良いので、もしこの4日間のレポートを読んで、少しでも興味が湧かれたバイヤーさんは、今からでも計画を立ててみられては如何だろうか。
来年、2019年の3月1週目に向けて…..
拙文ながら今回の、パリファッションウィーク4日間のレポートいかがだっただろうか。
何かの参考にでもなれば幸いである。
次回の出張記レポートは来年の3月。
楽しみじゃない人もお楽しみに!
MERCI
( メルシー )
111 Boulevard Beaumarchais 75003 Paris France
+33 1 42 77 00 33
https://www.merci-merci.com/fr/